9/26 cataroイベント開催レポート「Philosophy Cafe〜哲学カフェの誘い〜」を開催いたしました!

学生企画部


9/26(月)18:00より、『Philosophy Cafe〜哲学カフェの誘い〜』を開催いたしました!

イベント概要

<哲学カフェとは?>
哲学カフェとはひとことで言うと、哲学的なことを議論するための公開討論会のようなもの。
カフェや喫茶店など落ち着ける場所でいろんな人が集まり、特定のテーマについてディスカッションをします。
哲学的なことと言っても、「生きる理由」や「正義とは何か」といったことだけではなく、より軽い内容のものについても話します。

今回のイベントについて

今回のイベントは、学校・企業・寺社・美術館・自治体などで哲学対話を幅広く行っている、哲学研究者の永井玲衣(ながいれい)先生をお迎えいたしました。

ルール

「人それぞれだから」は言わない。
⇨哲学で考察していく意味がなくなる

「偉い人の格言を引用しない」
⇨例) スティーブ・ジョブズが言っていたから〜ではなく、自分の考えを言う。

また、哲学カフェでは積極的に発言しなきゃとか良いこと言わなきゃ、答えをださなきゃなどのプレッシャーは一切ありません。
お話しをしているうちに脱線したりわけわからなくなってもOK!

今回の問い

参加者から沢山の問いがでました!

「恋愛ってどういう形であっても恋愛っていえるのか?」
「現実のアイドルとバーチャルの世界のアイドルのちがいって?」
「働き者と怠け者ってどっちが幸せなんだろう?」
「やってはいけないのはわかってても、やってしまうのはなぜか?」
「一人で行動してても、孤独がいやなのはなぜ?」
「snsを介しての友だちと上手につきあうためにはどうしていけばいいのか」
「「ともだちとして見る」と「好きなひととして見る」ってどう違うの?」
「自殺は是か非か」
「楽しいってどういうことなんだろう?」
「なぜひとに合わせようとするんだろう?」
「生きることは”よいこと”か?」

厳選なる投票の結果、参加者の実体験をもとにした問い
「ともだちとして見る」と「好きなひととして見る」ってどう違うの?
に決定しました!

問いのはじまり

好きな人に告白したら、「友達として見てなかったの?」と言われショックを受けたのだが、最初から恋愛感情しか湧かなかったので、友達としての好きとどう違うのだろう?

⇨恋愛の好きは「独り占めしたい、自分のものにしたい」という感情があるのではないだろうか?
⇨でも独占欲は恋愛でなくても、友達の中で一番になりたい!〇〇に気に入られたい!などわいてくるのではないだろうか?
⇨一番になりたいのは、その人にとってたった一人の特別な存在になりたいからではないだろうか?それが恋愛なのではないだろうか?
⇨嫉妬心がでるが、嫉妬は近すぎる人や距離がある人にわく
⇨恋愛はその人のことがもっと知りたいという感情からくるのではないだろうか?

などなど、皆さんの実体験にもとづいてそのときの感情を思い出し、次々と話題が進んでいきました。

参加者からの声

<感想>

参加者からは、

「素晴らしいファシリテーションのおかげで議題についてさまざまな方向から考え、他者の意見をよく聞き、新たな発見がありました。ありがとうございます。また開催して欲しいです。」

「ありがとうございました。学生企画部でもイベントを開催した際にファシリテーターをしてくださるとうれしいです。」

「今後また永井様と哲学カフェができる機会があればなと思っております。ありがとうございました。」

「「水中の哲学者たち」読ませていただきました。文章の独特の雰囲気が好きでした。哲学対話はとても興味深い活動だと思います。また機会があれば参加いたします。」

「YouTubeで『水曜の哲学者たち』聴いてみました。偶にはこういうのもアリだなと思いました。」

感想をいただきました。

おわりに

哲学には終わりがなく、答えをだそうとしません。
この問いは今後も日常で考えたりするだろうし、ますますわからなくなったりもする。
人生を通して問いていくものだとのこと。

最近はネットの影響で何でも調べてすぐに回答が見つかったりする時代です。
自分で物事をじっくり考える、深掘りする機会はなかなか少ないのではないでしょうか。
何気ない問いが大きく普遍的な問いに繋がっていることもあるので、
哲学することは大切な何かを発見できる機会になるかもしれません。

次回の開催は未定ですが、乞うご期待ください!

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